準協力ゲームとは、プレイヤーが協力しつつも個々の目標達成を目指すゲームです。協力と競争が同時に存在し、戦略的思考とチームワークが求められます。独特の緊張感と達成感が魅力です。
本記事ではこのメカニクスの特徴、リハビリにおけるメリット、デメリット。
そしてボードゲームやレトロゲームの例について解説します。
準協力ゲームとは
準協力ゲーム (Semi-cooperative game) とは、ゲーム理論におけるゲームの分類の一つで、協力ゲームと非協力ゲームの中間的な性質を持つゲームです。
そもそも協力ゲーム(Cooperative game)はプレイヤーが事前に協力関係を結んで、共同で戦略を立て、利得を分配するゲームメカニクスを指します。
一方、非協力ゲーム(Noncooperative game)とはプレイヤーが互いに独立して戦略を選択し、個々の利得を最大化しようとするゲームになります。
そのため準協力ゲームは、プレイヤーが協力関係を結ぶことはできるものの、その協力関係が完全に安定しているわけではなく、プレイヤーはいつでも協力関係を破って、自分の利得を最大化しようとする可能性があるという特徴を持っています。
準協力ゲームのゲームメカニクスの特徴
準協力ゲームは、協力ゲームと非協力ゲームの中間的な性質を持つため、その特徴はゲームによって大きく異なります。しかし、一般的に以下の特徴を持つと言えます。
- 協力と競争の融合
- 個人の勝利条件
- 裏切りの可能性
- 戦略性の向上
- ゲームの深み
- 動的なプレイ
それぞれ解説します。
協力と競争の融合
準協力ゲームでは、プレイヤーが共通の目標を達成するために協力しながらも、最終的には個人の勝利を目指します。このゲームメカニクスは、プレイヤー間に協力と競争の両方を同時に存在させ、戦略の複雑さを増す要因となります。プレイヤーは一時的に協力関係を結び、共通の目標達成に向けて協力しますが、個々のプレイヤーは最終的に自身の利益を最大化するために行動します。この融合は、ゲームに独特の挑戦を提供し、プレイヤーにとってゲームのダイナミズムを高める要素となります。例えば、子供たちが一緒に宝探しをする場面を想像してください。彼らは協力して宝を探しますが、最終的には誰が一番多くの宝を見つけたかが勝敗を決めます。
個人の勝利条件
準協力ゲームでは、チーム全体が勝利することが前提となりますが、個々のプレイヤーが特定の条件を満たすことで個人の勝利者が決まります。例えば、特定のアイテムを最も多く集める、特定のタスクを最も多く完了するなどが個人の勝利条件として設定されることがあります。このため、プレイヤーはチームの成功を考慮しつつも、自身の勝利条件を達成するために戦略を練る必要があります。これにより、プレイヤーはチームとしての協力と個人としての競争の両方をバランスよく取り入れることが求められます。このバランスが、ゲームの進行に緊張感と深みを与え、プレイヤーにとって一層魅力的な体験を提供します。
裏切りの可能性
準協力ゲームの一つの特徴として、プレイヤーは協力しながらも、個人の勝利を目指すために他のプレイヤーを裏切る可能性がある点が挙げられます。プレイヤーは共通の目標に向かって協力する一方で、協力関係が完全に安定しているわけではなく、状況に応じて協力関係を破ることも考えられます。この裏切りのリスクは、プレイヤー間の信頼関係に影響を与え、ゲームの進行において重要な要素となります。プレイヤーは他のプレイヤーの動きを警戒し、自身の戦略を調整する必要があるため、ゲームの戦略性が向上します。この動的な要素が、プレイヤーにとって常に新しい挑戦を提供し、ゲームの魅力を高めます。
戦略性の向上
準協力ゲームにおいては、プレイヤーは協力と競争のバランスを取るために高度な戦略を考える必要があります。プレイヤーは共通の目標達成のために協力しつつも、個人の勝利条件を達成するために他のプレイヤーの動きを警戒し、自身の行動を慎重に計画することが求められます。この戦略的な複雑さが、ゲームに深みを与え、プレイヤーにとってエキサイティングな体験を提供します。例えば、ゲームの進行状況や他のプレイヤーの行動に応じて協力関係を見直し、適切なタイミングで協力関係を破ることで、自身の勝利条件を達成するための最適な戦略を見つける必要があります。これにより、プレイヤーは常に新しい戦略を模索し、ゲームの進行を予測不可能でエキサイティングなものにします。
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ゲームの深み
準協力ゲームは、協力と裏切りの要素が含まれているため、ゲームに深みと緊張感が生まれます。プレイヤーは共通の目標に向かって協力しながらも、自身の利益を最大化するために他のプレイヤーの裏切りを警戒しなければなりません。この緊張感が、ゲームに独特のエキサイティングな要素を加え、プレイヤーにとって一層魅力的な体験を提供します。例えば、プレイヤーが一時的に協力関係を結んでいる間に、他のプレイヤーが裏切るリスクを常に考慮しなければならないため、ゲームの進行が予測不可能でダイナミックなものになります。このような要素が、プレイヤーにとってゲームを一層楽しませる要因となります。
動的なプレイ
準協力ゲームでは、プレイヤーの行動や選択によってゲームの展開が大きく変わるため、毎回異なる体験が楽しめます。プレイヤーは他のプレイヤーの動きを予測し、自身の戦略を調整する必要があるため、ゲームの進行が常に動的で変化に富んだものとなります。これにより、プレイヤーは毎回新しい挑戦と発見を楽しむことができ、ゲームのリプレイ性が高まります。例えば、あるプレイヤーが他のプレイヤーとの協力関係を破って自身の勝利条件を達成しようとする場合、その行動がゲームの進行に大きな影響を与えます。この動的な要素が、プレイヤーにとって毎回異なる体験を提供し、ゲームを一層魅力的なものにします。

リハビリテーションプログラム×「準協力ゲーム」のメリット
リハビリテーションプログラムに「準協力ゲーム」の要素を取り入れることで、従来のリハビリテーションに新たな可能性が開けます。
そのメリットとしては…
- モチベーションの向上
- 社会性の向上
- 認知機能の向上
- 身体機能の向上
- 心理的な効果
- リハビリテーションの多様化
…があげられます。
それぞれ解説します。
モチベーションの向上
準協力ゲームの要素を取り入れることで、リハビリテーションは楽しい活動となり、患者さんのモチベーションが大幅に向上します。目標を他の参加者と共有することで、互いに励まし合いながら達成を目指し、達成感を共有することができます。これにより、患者さんはリハビリの過程で得られる小さな成功体験を積み重ねることができ、次の挑戦への意欲が高まります。さらに、ゲーム要素を取り入れることで、リハビリが単なる作業ではなく、楽しい体験に変わり、継続的な参加を促します。例えば、ポイントシステムやレベルアップなどのゲーム要素を導入することで、リハビリに取り組む楽しさを感じ、より積極的にリハビリに参加するようになります。
社会性の向上
準協力ゲームでは、他のプレイヤーと協力し、時には競争することで、患者さんの社会性やコミュニケーション能力が自然と向上します。リハビリテーションの過程で他の参加者と交流する機会が増え、コミュニケーション能力が高まります。共同で課題を解決することを通じて、協調性やチームワークが養われ、孤独感の軽減にもつながります。仲間と共に活動することで、精神的な安定感が得られ、リハビリへの取り組みがよりポジティブなものとなります。例えば、リハビリの一環としてグループでゲームを行う場合、自然と他の参加者との交流が生まれ、互いに励まし合いながら進めることで、社会性の向上が期待できます。
認知機能の向上
準協力ゲームのプレイを通じて、患者さんは協力と競争のバランスを取るために戦略的に考える必要があります。これにより、認知機能の向上が期待できます。ゲームのルールを理解し、最適な戦略を立てることで、認知機能が刺激されます。様々な問題に直面し、それを解決する過程で問題解決能力が養われ、記憶力の向上も見込めます。ゲームのルールや手順を覚えることが記憶力のトレーニングとなり、リハビリテーションの一環として非常に有効です。例えば、記憶力を必要とするカードゲームや戦略性を求められるボードゲームをリハビリに取り入れることで、患者さんの認知機能を効果的に向上させることができます。
身体機能の向上
準協力ゲームの形式を取り入れることで、患者さんの運動意欲が向上し、より積極的に身体機能のリハビリに取り組むことができます。ゲーム形式の運動を取り入れることで、運動が楽しい体験となり、運動に対するモチベーションが高まります。様々な種類のゲームを取り入れることで、多様な運動を行い、身体のバランスの改善や柔軟性の向上を図ることができます。また、ゲームのレベルアップやスコアアップを目標とすることで、より高いレベルの運動に取り組むことができます。例えば、身体を使ったゲームや動きを伴う活動をリハビリに取り入れることで、楽しみながら身体機能の向上を図ることができます。
心理的な効果
ゲームを通じて楽しみながらリハビリを行うことで、患者さんのストレスが軽減され、リハビリの効果が高まります。成功体験を積み重ねることで自己肯定感が向上し、ストレスが軽減され、リラックス効果が得られます。ゲームを通じて様々な課題を克服することで、自信がつき、将来に対する希望が持てるようになります。これにより、患者さんの心理的な状態が改善され、リハビリへの積極的な取り組みが促進されます。例えば、ゲームクリアや目標達成などの成功体験をリハビリの中で積み重ねることで、患者さんは自己肯定感を高め、リハビリに対する前向きな姿勢を持つことができます。
リハビリテーションの多様化
準協力ゲームの導入により、リハビリテーションのプログラムが多様化し、個別化されたアプローチが可能になります。参加者の状態や興味に合わせてゲームの内容をカスタマイズすることができ、リハビリを単調な作業から楽しい体験に変えることができます。ゲーム形式にすることで、長期的なリハビリテーションの継続につながりやすくなります。例えば、患者さんの好みや状態に応じて、異なる種類のゲームを取り入れることで、楽しさを感じながらリハビリに取り組むことができます。このように、準協力ゲームを利用したリハビリテーションは、患者さんの個別ニーズに応じた効果的なプログラムを提供する手段として非常に有用です。

リハビリテーションプログラム×「準協力ゲーム」のデメリット
リハビリテーションプログラムに「準協力ゲーム」を取り入れることは、メリットが多くありますが、デメリットにも注意が必要です。
ここでは…
- 競争によるストレス
- フラストレーションの増大
- 協力の難しさ
- 不公平感
- 集中力の低下
- 参加者の選別
- セラピストの負担
- 時間の制約
…について解説します。
競争によるストレス
準協力ゲームの競争要素が強すぎると、一部の患者さんにとってはストレスとなる可能性があります。本来のリハビリテーションの目的である協力が求められるはずが、勝ち負けに過度にこだわることで、協力関係が妨げられることがあります。特に競争心が強い患者さんにとっては、他の参加者との競争が激化し、協力よりも勝利を目指す傾向が強まる場合があります。これにより、リハビリテーションの本来の目的である健康回復や能力向上がおざなりになり、逆に患者さんの心理的負担が増すリスクがあります。競争が激化することで、患者さん間の関係性が悪化する可能性もあり、リハビリの効果が低減することが懸念されます。
フラストレーションの増大
ゲームのクリアが難しかったり、他の参加者のミスが続くと、患者さんのフラストレーションが溜まり、リハビリテーションの継続を妨げる可能性があります。特に障害が重度の参加者にとっては、ゲームのクリアが難しく、達成感を得にくい場合があります。このような状況は、患者さんのモチベーションを低下させ、リハビリの進行に悪影響を及ぼす可能性があります。フラストレーションが蓄積することで、患者さんがリハビリに対してネガティブな感情を抱くようになり、結果としてリハビリの効果が減少するリスクがあります。このため、ゲームの難易度調整や進行管理が重要となります。
協力の難しさ
一部の患者さんは協力することが難しい場合があり、ゲームの進行がスムーズにいかないことがあります。例えば、コミュニケーションに障害がある患者さんや、協調性に欠ける患者さんにとって、他の参加者と協力することは大きな挑戦となります。これにより、ゲームの進行が滞り、リハビリテーションの効果が十分に発揮されない可能性があります。また、協力がうまくいかないことで、他の参加者にストレスや不満が生じ、全体のリハビリ効果が低減することも考えられます。このような状況を避けるために、個々の患者さんの特性を考慮したプログラム設計が求められます。
不公平感
個々の能力差が大きい場合、ゲームが不公平に感じられることがあります。特に、参加者の障害や能力に大きな差がある場合、その人がゲームに参加しづらくなり、不公平感が生じることがあります。例えば、運動能力が低い参加者がいる場合、その人がゲームの進行に追いつけず、結果としてゲームから孤立してしまうリスクがあります。このような不公平感は、患者さんのモチベーションを低下させ、リハビリへの参加意欲を損なう要因となります。公平な環境を保つために、ゲームのルールや進行を工夫し、全ての参加者が平等に楽しめるよう配慮することが必要です。
集中力の低下
ゲームに夢中になりすぎて、リハビリの本来の目的から逸れてしまう可能性があります。患者さんがゲームの楽しさに没頭するあまり、リハビリの具体的な目標や課題に対する集中力が低下することがあります。これにより、リハビリの効果が十分に得られず、治療の進行が遅れるリスクがあります。ゲームの要素がリハビリの主要な目的を邪魔することなく、効果的に組み込まれるように設計することが重要です。例えば、ゲームの進行とリハビリの目標を連動させることで、患者さんが楽しくリハビリを続けながらも、目標達成に集中できるような工夫が求められます。
参加者の選別
ゲームに参加するのに十分な能力がない参加者は、置いていかれてしまうおそれがあります。プログラムによっては、参加できない人が出てきてしまう可能性があります。例えば、認知能力や身体能力に大きな差がある場合、一部の患者さんがゲームに適応できず、結果としてリハビリのプログラムから外れてしまうことがあります。このような状況は、患者さんの自己肯定感やモチベーションに悪影響を及ぼす可能性があります。全ての参加者が平等に楽しめるように、ゲームの難易度調整や個別対応を行うことが求められます。
セラピストの負担
従来のリハビリに加えて、ゲームのルール説明や進行管理など、セラピスト側の負担が増えるおそれがあります。セラピストがゲームに慣れるまでは、指導に多くの時間を取られてしまうかもしれません。これにより、他の重要な治療や活動に割く時間が減少し、全体のリハビリ効果が低下するリスクがあります。セラピストが効果的にゲームを取り入れるためには、十分なトレーニングやサポートが必要です。また、ゲームの進行管理が複雑になることで、セラピストのストレスや負担が増加する可能性があります。
時間の制約
ゲーム要素を取り入れることで、リハビリの時間が長くなることがあり、他の重要な治療や活動に影響を与えることがあります。特に、リハビリのスケジュールが厳しい場合、ゲームに費やす時間が他の治療活動を圧迫することがあります。これにより、全体の治療計画に影響が及び、リハビリの効果が減少するリスクがあります。リハビリの目的と時間配分を考慮し、ゲーム要素を効果的に組み込むことで、時間の制約を克服することが求められます。例えば、短時間で効果的なゲームを選ぶなどの工夫が必要です。

「準協力ゲーム」のゲームメカニクス要素が強いボードゲーム
準協力ゲームは、プレイヤーが協力しつつも、個々の目標も追求する、複雑で面白いゲーム体験を提供します。ボードゲームの世界には、そんな準協力ゲーム要素が強いゲームがたくさんあります。
ここでは…
- アーキペラゴ
- アーカム・ホラー
- キャッスル・パニック
- CO2
- 王国の守護者
…について解説します。
アーキペラゴ
アーキペラゴは、プレイヤーがルネサンス期ヨーロッパの探検家となり、カリブ諸島を探検するゲームです。プレイヤーは新たな領土を発見し、資源を収集し、地元やヨーロッパの市場で取引を行います。協力して海賊を撃退したり、嵐を乗り越えたりしながらも、最終的には個々のプレイヤーが自分の目標を達成することを目指します。無人島の探索と宝物の収集、新たな島の開拓がゲームの主な特徴です。プレイヤーは協力しながらも、自分だけの島を大きくするために競争し、資源管理の緊張感と探索のワクワク感が絶妙にバランスを取っています。
アーカム・ホラー
アーカム・ホラーは、クトゥルフ神話をテーマにした協力型ボードゲームです。プレイヤーは探索者となり、アーカムの街で奇怪な現象を解き明かし、旧世界の神々の復活を阻止するために協力します。個々のプレイヤーの役割や能力が重要で、協力しながらも個々の戦略が求められます。プレイヤーは私立探偵となり、クトゥルフ神話に登場する邪悪な存在と戦い、協力して謎を解き、古代の邪神が目覚めるのを阻止します。このゲームの魅力は、暗く重厚な世界観と協力プレイの緊張感にあります。
キャッスル・パニック
キャッスル・パニックは、タワーディフェンス型の協力ゲームです。プレイヤーは協力して城を守り、迫り来るモンスターを撃退します。全員で協力して城を守りますが、最終的には個々のプレイヤーが最も多くのモンスターを倒すことを目指します。プレイヤーは協力して城を襲撃してくるモンスターの群れを撃退し、自分のキャラクターの能力を活かして貢献します。このゲームの魅力は、簡単なルールで誰でも楽しめる協力ゲームであり、家族や友人と楽しくプレイできる点です。
CO2
CO2は、環境問題をテーマにした協力型ボードゲームです。プレイヤーは再生可能エネルギー発電所を建設し、CO2排出量を削減することを目指します。全員で協力して地球温暖化を阻止する一方で、個々のプレイヤーが自分の目標を達成することも求められます。プレイヤーは世界各国のリーダーとなり、地球温暖化という共通の危機に対処しながら、自国の利益も追求します。このゲームの魅力は、現実的なテーマと戦略的なゲームプレイが楽しめる点です。
王国の守護者
王国の守護者は、ファンタジー世界を舞台にした協力型ボードゲームです。プレイヤーは王国の英雄となり、協力して敵の軍団と戦います。全員で協力して王国を繁栄させる一方で、個々のプレイヤーは自分の領地を拡大することを目指します。プレイヤーは王国を築き上げ、ドラゴンや他の脅威から守り、資源管理と領土拡大がゲームの主な特徴です。このゲームの魅力は、戦略的なプレイとファンタジーの世界観が楽しめる点にあります。

「準協力ゲーム」のゲームメカニクス要素が強いレトロゲーム
比較的操作がシンプルなレトロゲームは、リハビリテーションにも利用価値が高いと考えています。
ここでは「準協力ゲーム」のゲームメカニクス要素が強いレトロゲームとして…
- マリオブラザーズシリーズ
- がんばれゴエモンシリーズ
- ガントレット (Gauntlet)
- バトルシティ (Battle City)
- ダブルドラゴン (Double Dragon)
- ファイナルファイト (Final Fight)
…について解説します。
マリオブラザーズシリーズ
マリオブラザーズシリーズは、任天堂からリリースされた人気のアクションゲームシリーズで、2人協力プレイが可能です。協力要素として、プレイヤーは互いに助け合いながらステージをクリアすることが求められます。例えば、一方が敵を倒しながらもう一方がアイテムを集めるといった協力プレイが可能です。しかし、競争要素も存在し、コインの獲得数や、先にゴールを目指すことが個々の目標となります。シンプルな操作性と爽快なアクションが特徴で、プレイヤーは誰でも簡単に楽しむことができます。このシリーズの魅力は、協力と競争のバランスが取れたプレイ体験と、ステージごとの多様なチャレンジにあります。
がんばれゴエモンシリーズ
がんばれゴエモンシリーズは、コナミからリリースされたアクションゲームシリーズで、日本的な世界観とコミカルなキャラクターが特徴です。多人数プレイが可能で、プレイヤーは協力して敵を倒したり、アイテムを集めたりすることが求められます。協力して進む一方で、アイテムの奪い合いや、先にゴールを目指すといった競争要素も存在します。このシリーズの魅力は、ユニークな日本的世界観とコミカルなキャラクターがプレイヤーを楽しませる点にあります。また、ステージごとのバラエティに富んだチャレンジが、プレイヤーを飽きさせることなく続ける要因となります。
ガントレット (Gauntlet)
ガントレットは、1985年にアタリからリリースされたアーケードゲームで、プレイヤーは戦士、魔法使い、ヴァルキリー、エルフの4つのキャラクターから選び、協力してダンジョンを探索し、敵を倒していくゲームです。協力しながらも自分のスコアを上げるために行動する必要があり、協力と競争のバランスが特徴です。敵の大群を相手にしつつ、限られたアイテムを巡って仲間と競う場面が多く見られます。ガントレットの魅力は、緊迫感のあるダンジョン探索と、プレイヤー間の連携プレイにあります。また、各キャラクターの特性を活かして戦う戦略性も楽しめます。
バトルシティ (Battle City)
バトルシティは、1985年にナムコからリリースされたアクションゲームで、プレイヤーは戦車を操作し、敵の戦車を倒しながら自分の基地を守ることが目的です。協力プレイが可能で、2人で協力しつつも、個々のプレイヤーが自分のスコアを競う要素があります。バトルシティの特徴は、簡単な操作性と戦略的な要素の組み合わせであり、プレイヤーは基地を守るためにフィールド上の障害物を活用して戦います。このゲームは、協力と競争のバランスが取れたゲームプレイが魅力です。
ダブルドラゴン (Double Dragon)
ダブルドラゴンは、1987年にテクノスジャパンからリリースされたベルトスクロールアクションゲームで、プレイヤーは兄弟のビリーとジミーを操作し、協力して敵を倒しながら進んでいきます。2人協力プレイでは、互いに助け合いながら敵を倒す一方で、より多くの敵を倒したり、高いコンボを決めるなど、個々の目標も存在します。ダブルドラゴンの魅力は、ハードなアクションとシンプルな操作性にあり、プレイヤーは連携プレイで困難を乗り越えていきます。このゲームは、協力と競争の要素が絶妙に組み合わさっており、プレイヤーにとって飽きのこないプレイ体験を提供します。
ファイナルファイト (Final Fight)
ファイナルファイトは、1989年にカプコンからリリースされたベルトスクロールアクションゲームで、プレイヤーは3人のキャラクターから選び、協力して敵を倒しながら進んでいきます。協力しながらも、個々のプレイヤーが自分のスコアを上げることを目指すため、協力と競争のバランスが取れています。各キャラクターには独自の特性があり、プレイヤーはこれを活かしてゲームを進めます。ファイナルファイトの魅力は、ダイナミックなアクションと多彩なキャラクターにあり、プレイヤーは戦略的にキャラクターを選び、協力プレイを楽しむことができます。このゲームは、協力プレイの楽しさと個々のスコアを競う要素が組み合わさった点が魅力です。

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STR-04:準協力ゲームってリハビリにするにはレベル高いかも。|1TOC @1toc_ot #note https://t.co/0vj7NyZaZk
— 1TOC (@1toc_ot) August 5, 2024